診療に限らないオンラインの活用方法。入院中に自宅の家族とつながれる取り組み。

医療法人慈光会 岡豊病院
西森 央 事務長

専門性が高い病院の中には、近隣にそうした医療機関が無い患者さんの拠り所となっている所もあり、県外からこられる方も少なくありません。
そうした医療機関にはおいては、昨今のコロナ禍で面会を制限している中でオンライン面会のニーズが高まっています。
高知県にある岡豊病院(おこう病院)では、認知症やアルコール依存症など専門性の高い医療を提供しています。
患者さんの不安も大きい中、いち早くYaDoc Quickを用いたオンライン面会の体制を整備された背景などについて、事務長の西森央さんにお話を伺いました。

ーまずはじめに、貴院での取り組みについて教えてください。

入院されている患者様のご家族に対して、YaDoc Quickを用いてオンライン面会を実施しています。
病院のウェブサイトにオンライン面会用のページ(https://www.okou-hp.or.jp/page/online-meeting.htm)を設けており、こちらよりご予約いただけるようにしています。
入院されている病棟ごとに面会可能な曜日を設定し、面会時間は5分としています。

2020年11月より運用を開始して、現在は月10組程度のご家族様にご利用いただいています。

ーオンライン面会を始めようとしたきっかけにはどういったことがあったのでしょうか?

もともとコロナ禍で面会制限をせざるを得ない状況に課題を感じていました。当院は認知症・アルコール依存症といった専門性が高い医療を提供しており、入院されている方の中にはご家族が県外在住の方もいらっしゃいます。
コロナ禍で県外の人流を減少させないといけない中、入院されている方とご家族がどのようにつながっていただけるかを悩んでいました。

悩んでいた課題が解決できそうな仕組みに出会えたことが、オンライン面会を始めようと思ったきっかけです。

ー導入にあたって工夫した点やハードルに感じた点があれば教えてください。

導入に際しての準備は私が中心となって行いました。まず、当院にはインターネット環境がない病棟もあったため、ネットの中継機を院内に用意するところから開始しました。
特定のエリアだけにネットを通して患者さんに移動してもらう事も考えましたが、当院にはいわゆる寝たきりの方もいらっしゃるため、すべての居室でオンライン面会を実施できるように院内の環境整備から着手しましたが、大変でしたね。

面会実施の際には病棟の看護師がタブレットをもって患者さんのところに行き、ご家族とつなげるようにしています。最初は私がスタッフのそばに控えるようにしていました。看護師の中にはシステムに慣れていない人もいたので、その都度都度教えていましたね。
最近では、スタッフ同士で教え合うなどしてくれており、任せられるようになっています。

一番ハードルに感じた点は、やはりご家族への説明ですね。一番最初につなぐ際にはZoomに不慣れなどもあり、お電話をしながらやり方をお伝えする事もありました。
最初に使い方を理解できれば二回目以降はスムーズに使えるのと、私たちにもナレッジがたまってきたので現在はほぼほぼストレスを感じることなく運用することができています。

ー導入してから、患者及びご家族、スタッフのご感想をお聞かせください。

実際にやってみて驚いたのですが、患者さんの表情が本当に変わります。ご家族のお顔をみた瞬間から本当にいい表情になりますね。私もそばに控えていて非常に感動しました。
スタッフからも良かった、という声がたくさんあがってきています。
こうして新しい取り組みをして、患者さんやご家族に価値が届くというのは本当にうれしいですね。

ー今後の展望について教えてください。

オンライン診療をすることはあまり考えておりませんが、面会に強いニーズがある事は運用を開始してからの半年で感じました。
現在は、1回の時間に制限をかけたり、各病棟で利用可能な曜日を定めていますが、これを拡大してより多くの人にご利用いただければと考えています。

コロナが落ち着いて面会制限解除となった後も、遠方の方を対象としてオンライン面会の取り組みは続けてもいいかなと考えています。

オンライン面会にYaDoc Quickを活用されている岡豊病院の西森事務長にお話を伺ました。
今後も様々な取り組みについて発信していきたいと思います。

※YaDocの導入、および臨床における利用は、各医療機関の医師の判断によるものです。

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